(5)日本南極地域観測隊に付いて
日本の南極観測隊は、1956年に結成されました。

1957〜1958年は国際地球観測年にあたり、各国で地球の観測の担当を決めました。
その時に日本は南極担当になりました。

日本の観測地点(日本基地)は、南極の中でもなかなかヘビーな場所で、冬にはたくさんの氷が海(岸)へやってくるところです。
大変厳しい場所ですが、氷とともに豊富な動物プランクトン等が流れてくることにより、多くの生物が存在する場所でもあります。

一度の観測で、夏隊が4ヶ月、冬隊は1年4ヶ月南極に滞在します。(準備を含めると約2年)
南極の生活は厳しいですが、一度行くと「また行きたい」と思える場所です。

南極では、観測の他に「DVD・ネット」「ソフトボール」「バーベキュー」などの娯楽もやっています。
食料は限られているのですが、栽培をしたり、保存方法を工夫したりしていました。

観測に使われている観測船(1次〜24次)は鶴見生まれの船でした。

観測隊には、隊員の他に「料理人」や「医療従事者」、「通信者」などさまざまな専門分野の人たちが参加しています。

観測について…
  野外調査では、内陸氷床上に3つの観測基地があり、3000mの氷床コアを掘削、過去70万年間の環境を復元して
  います。

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